FAQ

決済代行等からの振込時相殺される支払実績の連携

JPMDのルールとしては、同じ会社に対して入金と支払が発生しても基本的に相殺を行わない。ただし決済代行会社の場合には、先方が差し引いて入金するシステムであるため相殺が発生する。支払システムにおいては支払金額を扱うため、入金≧支払の場合は支払を行う必要がない。入金<支払のケースは入金額を差し引いた差分を支払う必要がある。

基本概念

事前準備

相殺を行うためには、売上請求先マスタにおいて、相殺対象となる発注先を指定する必要があります。下記の例では売上請求先(ネットプロテクションズ)に対して、発注先(ネットプロテクションズ)を関連付けて相殺対象を設定します。相殺発注先を指定する事で、システムは対象月の入金予定額と支払予定額を計算して、自動的に相殺処理を行います。

タイムチャート(入金額≧支払額)

支払額より入金額が多い場合は、支払金額は0円となり、金種は相殺と表記されます。0円のため、支払システムは相殺後の支払FBデータ(振込データ)出力しません。


タイムチャート(入金額<支払額)

支払額より入金額が少ない場合は、支払金額は入金額を差し引いた差分となり、金種は現金(相殺)と表記されます。支払システムは差分の支払金額をFBデータ(振込データ)出力します。

相殺後の画面確認(締め処理後)

相殺が行われた場合、支払一覧では金種が「相殺」と表示されます。相殺の結果として支払金額が残る場合は「現金(相殺)」と表示され、支払済ステータスとなります。

未入金一覧では、相殺された後の金額が未入金額として表示されます。下記例では本来110,000の入金額だったが、55,000の支払額が相殺され、支払額が0円、入金額が55,000円となります。

  • 相殺の結果は支払一覧画面で参照する事ができます。
  • 相殺処理は締め処理を実行した時に反映されます。締め処理前は相殺前の金額が表記されます。
  • 相殺対象となる売上請求先・発注先は、全額現金取引の会社のみ適用されます。(手形決済の会社は利用不可)

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