通常は請求書が先に到着してから支払処理を行いますが、このケースの場合は締め処理の段階では見込金額のみが通知され、後から確定した金額が通知される事を想定します。本処理については請求書の到着方法や概算と確定における金額差の有無により、処理方法が変わります。

1.TOKUIMの見込請求書登録

TOKUIMの請求書を入力するときに、貸方請求明細科目を「概算請求」に設定します。これにより対象の請求書は概算の請求書となります。複数明細で概算請求と確定請求が混じる場合は連携エラーとなります。


TOKIUMの承認が完了すると、税込500,000円の請求データがTOKIUMから設定台帳へ連携されます。

2.増減訂台帳の作成
確定の請求書を受領した時点で請求金額に変更がある場合は、翌月の増減訂台帳を作成して、その事業設定台帳を作成します。金額に変更がない場合は必要ありません。

3.確定請求書を登録
計上処理後に変更された金額を別明細としてTOKIUMへ入力します。以下の点に注意してください。
・請求金額が変更されている場合は、請求明細を追加します。
・増額の場合はプラス値、減額の場合はマイナス値で請求金額の差分値を入力します。
・貸方請求明細科目をすべて「確定請求」にします。
・プロジェクトコードは増減訂台帳から作成した事業設定台帳番号を指定します。

4.確定請求データの作成
事業設定台帳の払い明細に差分金額が転記されるとともに、確定請求分の支払データが作成されます。
支払猶予期間は13営業日に設定されています。(当日を含む)
支払予定日の前13営業日を経過している場合には、TOKIUMの請求書データの連携はエラーとなります。これは実際の支払処理が間に合わない事を考慮した仕組みとなります。この場合は以下の2つの方法より対応を検討してください。
①確定請求書の変更を翌月の計上にする。
②経理編集機能で確定および金額修正を行う(経理のみ可能)